6日目の出来事ー1

 ・妹の部屋を訪れることにした前日、ほかに何かできることはないか考えたが、特段思い浮かばない。

・妹が住んでいた市の市役所に、どんな手続きが必要なのか聞いておこうと考えて電話をしてみた。事情を話すと、「死亡した日付はいつですか?」と尋ねられた。

・その後、妹がもっていた銀行口座や加入していた生命保険、使っていたスマホのキャリアなど、かなりの数の窓口に今後の手続きについて問い合わせた。そのたびに帰ってきたのがこの「死亡した日付はいつですか?」という言葉だった。

・「それが…」とそのたびに口ごもる。仕方なく、妹が亡くなった状況に加え、現在、DNA鑑定中で、家族としてもそのあたりを把握できていないことを説明する。それに対して返ってくるのは、「申し訳ありません。死亡届を出されたらまたご連絡ください」という言葉。

・問い合わせをし始めたこの頃はまだ大丈夫だったが、その後幾度となく繰り返したこのやり取りにより、じわじわと精神的なダメージが蓄積されていった。

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