母が亡くなる前後のことー4

 ・結局、母のMRI検査は行われることは無かった。主治医は父に「どうしますか」と聞いていたようだが、父は先生にお任せするといったようだ(のちに主治医の先生が説明の中でそれとなく話をしてくれた)。体力的なこともあったし、状態がわかっても、改善するための手法も限られていたようだ。

・父からは状況の報告は入ってきてはいたが、来るべき事態に備えた相談のようなものはなかった。ひたすら悪化する状況を前に、うろたえていたのだ。こちらもおろおろしているわけにはいかないので、妹と打ち合わせのために何度も話をした。

・仕事の状況的に妹の方が動きやすかったので、調整してもらい、両親のもとに行く回数を増やしてもらった。私の方は、葬儀などの事態に向けて金銭的な準備。何度かそのあたりを父に相談して、財務状況を確認しようと思ったら、「そんな話をしている余裕なんかないんだよ!」とえらい剣幕で返されてあきらめた。

・ここでも私の悪いところが出て、そういう言い合いが嫌なので、はっきりさせなかった。結果的に母が亡くなってから慌てて葬儀の準備を進めることになり、父は病院に紹介された葬儀業者の言われるままいろいろなことを決めてしまい、母は縁もゆかりもない宗派のお経で送られた。ちゃんとしてあげたかった、というのは、今でも心残りである。

・妹は病院関係の連絡や、当時両親が住んでいた住まいのスタッフの方としっかりコミュニケーションをとり、そちらの方はスムーズだった。家の中のことなども、父はほとんど何もできなくなっていたので、そちらもよくやってくれた。

・母の病状も変化がなくなったので、一度妹には自宅に戻ってもらった。数日後に私が母の様子を見に行こうとしていたある日、どうしても片付けなければならない仕事があり、当時勤めていた会社に向かう電車に乗車中、父から電話が入った。

・「いよいよらしいので、これから病院に行く」。電車を降り、妹に連絡。すぐに病院に向かうことにした。出社して会社に事情を話し、一度帰宅して、妹をピックアップ。車でS市に向かった。


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