妹について把握していたことー3

 ・結局、父はとっとと仕事を辞め、「俺が(介護を)全てやるから」と言い、母の介護生活が始まった。家族3人で協力する、という発想は、なぜかなかった。同居してた妹は、なぜかそのサポート、みたいな形になっていたと思う。別居していた私は更なり。

・自分の判断だけでいろいろと決め、相談も共有もせず動き回る父に、私はかなり振り回された。口には出さなかったが、同居していた妹も苦労したと思う。相談でもしてくれたらと思うが、今になって考えると、このころから父、そして私に対しての不満が積み重なっていたのだろうなと感じる。

・そんな生活が始まって2年ほど、父から突然、「一緒に暮らしてくれ」と連絡があった。事前に相談も状況の共有もない。「俺一人じゃ限界があるから」と言っていたのだが、だったら「少し協力してくれないか」というところから始めるのが筋じゃないの、と妹に確認してみた。

・妹は同居の件は知らなかった。母の介護についても、すべて自分でやりたがり、妹の協力を仰ぐことは無いという。「私が何かやると絶対にどこか文句を言う」と悲しそうに言っていたことを覚えている。

・そういえば、昔の父は人に「ありがとう」ということは無かった。言うようになるまでこのあと何年かかかるのだった。結果的に私もその状況に巻き込まれることになるのだが、父に倒れられては大変なので、同居に同意し、4人で暮らせるマンションを購入することにしてしまった。

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